栄養満点!太もずくの秘密!沖縄県産太もずくを食べて健康生活!



<モズクについて>

もずくは、褐藻網ナガマツモ目モズク科の海藻で、枝分かれのある糸状藻類です。体は細く黄褐色または緑褐色をしていて、柔らかく粘質に富んでいます。モズクならではのヌルヌルとした食感は、表面に分泌されている多糖類がによるものです。 モズクは主に熱帯から温帯の浅い海に生息するため、日本では北海道南部以南の沿岸に分布し、特に内湾で多く見られます。 さて、皆さんはモズクという名前の由来を知っていますか? 実はとても単純で、ホンダワラ類などの他の褐藻類に付着することから「藻付く=もずく」と呼ばれるようになったと言われています。

もずくを取る漁師

<フコイダンで美人!?>

モズクに含まれている”フコイダン”という成分は、摂取することで嬉しい美容効果が期待できると言われています。保湿に関する能力が備わっているこの成分は、様々な化粧品にも配合されているほどです。美意識の高い方々にとっては、まさに貴重な食材といっても過言ではでしょう。では、どのような美容効果が期待できるのでしょうか。 モズクには多糖類が分泌されているため、表面がヌルヌルしていますが、このヌメリこそが大切な肌を守ってくれる味方です!つまり、摂取することで美肌効果をもたらすのがフコイダンの大きな魅力の一つなんです。この成分は、繊細にできている人の肌になじみやすく、お肌の弾力を取り戻すのに最適の食品と言われています。

<栄養素豊富で健康!>

今や居酒屋の定番メニューとしても親しまれている「もずく」ですが、モズクにはたくさんの栄養があると知っていましたか?そのため、栄養豊富なモズクを食べると健康になれると言われています。なぜモズクを食べると健康になれるのかを今回は紐解いていこうと思います。
モズクのヌルヌルしている部分には、体に良い成分である「フコダイン」「アルギン酸」が含まれています。そのほかにも、ミネラルやビタミンが豊富なんです!
モズクには主に以下の5つの健康効果があります。

1コレステロール値を下げ、糖尿病、高血圧の予防に!
体内の免疫活性や、血糖値上昇を予防する効果が期待できるため、糖尿病や高血圧の予防につながります。

2ガン予防、胃潰瘍の予防、改善!
フコダインは抗酸化力が強く、ガン予防に効果があるだけでなく、胃潰瘍の元となるピロリ菌を抑える働きを持ち、すでにできてしまった胃潰瘍を修復させることもできます。

3腸内環境を整える
モズクに含まれている食物繊維が善玉菌の栄養源になり、腸の活動を正常に整えてくれます。なので、モズクは胃腸の調子が悪い人にはとっておきの食べ物です!

4中性脂肪を減らし、ダイエット!
食事バランスや腸内環境を整えてくれるだけでなく、中性脂肪値を下げる働きも持っているため、ダイエットをしたい方にオススメです。100gあたり約6kcalという低カロリーも魅力の一つです。

5豊富なミネラルで肌の保湿、髪を健康に!
健康な毛髪や美肌に効果的な食品なので、乾燥肌、抜け毛に悩んでいる人の味方です。


<いろんな料理に合う!>

 このように様々な効果が期待できるモズクですが、食べ過ぎや分量には注意が必要です!今回は知っているようで知らないモズクの食べる際の注意についてご紹介します。  食物繊維がたっぷり含まれているモズクは、体内で膨張するため満腹感が得られ、食べ過ぎも予防すると言われています。そのためダイエットでも使われことが多い反面、モズクだけを食べるダイエットや健康効果を期待して食べ過ぎることは危険です。
 以下に主な注意点を二点紹介します。
①食べ過ぎによる消化不良:食べ過ぎると逆に食物繊維の影響で便秘や下痢の原因になってしまいます。
②摂取量の目安を守る:海藻類にはヨードという成分が含まれており、過剰摂取すると甲状腺の 障害を起こすことがあります。そのため、1日3mgくらいを目安にしましょう。

<モズクの種類(イトもずく・太もずく)>

つづいて、モズクの種類について紹介していこうと思います。 私たちが普段食べているモズクは大きくイトモズクと太モズクの2種類に分けられます。 ①イトモズク 北陸以南の能登半島や山陰沿岸などで海藻の一種ホンダワラ類に付着し自生しています。細い繊維の表面にぬめりがあり、ツルツルした滑らかな口当たりが特徴です。 ②太モズク 南島諸島特有のオキナワモズクなどの総称で、本土ではほとんど見られないため、奄美大島や沖縄沿岸の特産品になっています。太い繊維の中心には空洞があり、ネバネバした成分が詰まっているため、コリコリした歯ごたえがあるのが特徴です。イトモズクとは違い、海藻ではなく海底の石などに付着します。 もずくを取る漁師

<生モズクと塩蔵モズクの違い>

モズクには、生モズク、塩蔵モズク、味付けモズク、乾燥モズクなど様々な種類があります。その中でも今回は、生モズクと塩蔵モズクの違いについて注目してみようと思います。 沖縄の海で育った生モズクは、生産地の漁協で塩漬け加工後、原料として出荷されます。良い歯ごたえのある生モズクにと比べて塩蔵モズクには歯ごたえがありません。また、生モズクの方が、糖質、たんぱく質、脂質、食物繊維が多く含まれています。これは、塩漬けによりモズクの表面に出たヌメリが塩抜きにより流されてしまうことが原因です。この結果から、塩漬けにより多くの有用成分が失われていることがわかります。よって生モズクの方が断然栄養分が多いのです。 ぜひ、皆さんも生モズクを食べてみてはいかがでしょうか。

<沖縄県はもずくの生産量日本一!消費量も日本一!>

①沖縄県はもずくの生産量日本一!
沖縄県産のもずくは生産量日本一を誇り、国内市場に出回るもずくの99%が沖縄県産です。そしてその中のほんの1割が天然もずくだそうです。
②もずくの消費量は他府県の10倍以上! 沖縄の長寿を支える伝統の食生活の一つに、クーブ(昆布)、スヌイ(もずく)、アーサ(アオサ)などの海藻類を多く食べることが挙げられます。その中でも、もずくの消費量は他府県の10倍ともいわれています。沖縄のおじー(おじいちゃん)おばー(おばあちゃん)が元気なのは、もずくのおかげかもしれませんね。

<そんな沖縄県産太もずくを食べてみたい方は是非こちらもご確認ください!>

もずく